SAP SD、条件タイプのヘッダー・品目レベルの違いについて

この記事では今日私がSAP SDのトレーニングで学んだ「条件タイプ」のヘッダーレベル・品目レベルの扱いについてご紹介しています


 条件タイプ:Condition Type

Header Conditionは、ヘッダーレベルで適用される条件。
例えば10%オフならば、まずヘッダーレベルで10%ひいて、内訳を個別の商品に分散させる。
対義語はアイテムレベルの条件で、ヘッダー情報を見ても条件が表示されない。

それぞれ、IMGのCondition Typeで設定できて、
□Header Condition
□Item Condition
というチェックボックスになっている。

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2つのアイテムがあって、ITEM10が100ドル、ITEM20が50ドルで、
「15ドルの割引をする」という条件を作るとする。

HeaderとItemの両方にチェックを入れないと、たぶん割引はされない。(そんな条件を作っても意味が無いけれど)

HeaderとItem両方にチェックを入れると、双方のアイテムから15ドル引くので、総計30ドル引き

Headerだけにチェックを入れると、全体から15ドル引いて、各アイテムに按分するので、10ドル引き&5ドル引きとかになる。

Itemだけにチェックを入れると、たぶんそれぞれ15ドル引きして、結果はHeaderには出てこない。(たまたま結果は1個目と一緒になるけど)


たぶんと書いたのは、条件タイプの設定によっては、設定してある検索順序(Access sequence)と矛盾を起こすので、設定できないため。

あと、全体の総重量に対して費用が発生する、とか、総金額の何パーセント引きとか、条件タイプにも色々な種類があったり、グループ条件とかも絡んでくるので、物事はそこまでシンプルにはできない。


Exclusive(排他)にチェックを入れる(X)と、他の条件が無視される。
無視されたかどうかを確認するには、Analysisボタンを押すと、どの条件タイプが使われて、どれが無視されたかを一覧で表示してくれる。Exclusiveによって排他されると、Condition ignoredというメッセージが表示される。



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